aranciana news 2311 頂いたご意見、レビューについて

アランシアーナamazon店プロテクターへのレビュー、VINEレビュー(ご意見)を誠に有難うございます。
頂いた様々な貴重なご意見を元に日々開発に励んでおります。
こちらでは、その貴重なご意見の一部にご返答という形の場を設けさせて頂きました。
長文駄文申し訳有りませんがお付き合い頂ければと存じます。

<ご意見>
★3 オイルというよりも・・シリコンです💧乾燥毛の方にはすすめません
オイルとありますけど・・中身はシリコンかと思います。つけると髪がパッサパサになりました💧
他の方のレビューにもありましたが、くせ毛や乾燥毛の方には向かない商品かと思います。ほんとに無添加🙄❔ちょっと疑問でした。

★3 ほとんどシリコン
無添加とあったのでノンシリコンかと思いましたが、全成分がほぼシリコンで占められています。直毛さんにはいいかもしれませんが、くせ毛はバサバサになってしまい合いませんでした。

★2 普通
多毛、剛毛、クセ毛の私にはこれといった効果は感じられず。
普通でした。
軽い仕上がりが好みの方向けの商品だと思います。

★1 ベタベタになります
プラの包装が開けにくかったです
やっと開けるとオイルっぽい匂いがしました
手に取ってみるとかなり流動性のないオイル
髪に伸ばすとつやが出て良いのですが
手のほうはベタベタになります
ハンドソープ2回使わないと取れないぐらいで
手間がかかるのでやめました

<ご返答>
貴重なご意見誠に有り難うございます。本当に助かります。
ご使用頂く上での対策も含めご返答させて頂きます。

まず無添加とシリコンについてですが、長くなりますのでご興味のある方は下記に<開発者の独り言>を書きましたのでご一読下さい。

次に使用後の髪の状態ですが、
髪が濡れている時(ウエット時、ドライヤーでの乾燥前)のご使用で髪質によって発生する状態とお見受けしております。
当商品は髪が乾燥している時(ドライ後、ヘアケアの最後)にご使用頂く事を前提として制作しておりますのでドライ時にご使用して頂く様お願い申し上げます。

次にご使用頂いた髪質についてですが、
多毛、剛毛、細毛、くせ毛全てにおいてまず前述のドライ時のご使用をお願いしたいのと、
ポンプのワンプッシュ量に拘って全ての髪質でのプッシュ量コントロールがし易い様に制作しておりますので、プッシュ量で調整して頂けると有り難いです。
別ページに細かい使用方法を書きましたのでそちらをご参照下さい。
http://aranciana.com/aranciana-news-2311-siyouhouhou/

次に香りについてですが、
原材料の香りがするとのご意見はこれだけは無い様にと開発しましたが、もし不快に思われた方は申し訳ございません。貴重なご意見を元に努力致しますのでご容赦頂ければと思います。
香り、香料のお話も長くなりますので下記<独り言>に記載しましたのでご一読頂ければと思います。

最後に手に付着した状態と梱包についてですが、
レビューにて他の方も書いて頂いておりますが、手が乾いた状態でご使用頂けたなら数分放置頂ければ手に付着したオイルもさらさらに変化するはずです。
髪と同じで変化する様に設計しております。さらさらになった後は副産物的に手の方もコートされていると思って頂ければと思います。
あと梱包フィルムが開けにくいとの事、申し訳有りません。
amazon配送での容器へのダメージを考慮したしっかりしたシュリンク梱包をしております。
シュリンク梱包を破いて頂くのは初回だけで事後のキャップ開閉等は大丈夫だと思いますのでご理解頂けると嬉しいです。

一先ず以上です。本当に有り難うございました。
引き続き沢山のご意見、ご要望等をレビューにて頂けると大変嬉しいです。
最後にVINEにて頂いた中で一番嬉しかったご意見を記載させて頂きます。

★5 こんなオイルは初めて
ベタつかないのにしっかり髪がまとまるオイルです。
今まで色々なオイルを使ってきましたが、間違いなくNo. 1です。
これは使ってみないと分からないと思うので、
使ってほしい。。。とりあえず友達にススメ用と思っています。

貴重なご意見を元に日々精進し、全ての方にこちらの様なご意見を賜れる様に更なる開発を進めて参ります。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

aranciana 山県

<別記、開発者の独り言、内容成分等について>

上記記事の補足を私の独り言という形で記載させて頂きます。
この記事はあくまで私の勉強してきた知識で一重にお客様の髪を綺麗にしたいという思いだけで勉強してきた内容です。
そもそも髪を含め人体の事自体が科学的に100%分かっていないのでそちらはご了承下さい。
この記事へのご意見やここが間違ってる等のご指摘等ございましたらぜひお知らせ下さい。

ご自身のホームケアやヘアケア選びなどのご参考になれば幸いです。それでは。

・髪に必要な成分について
開発するにあたって10代の頃からの私の疑問が、
「髪に栄養がいるのか?」
同じように思っていらっしゃる方はとても嬉しいです。
簡単にご説明すると、
髪は根元から押し出された細胞によるもので出来ていて死んでいます。
植物のように先端から生成され伸びていっているのではなく、髪は根本の毛母細胞から生成され押し出されて角化したもので形成されているのです。
故に髪には神経がない。傷ができても肌のように自己補修しない。
髪を含め毛はその部位部位を守るために生成されていずれ抜けて捨てられるいわば使い捨ての物質です。
なので細胞の成長を促すタンパク質等の栄養剤を入れても育たないし髪自体が修復もしません。
つまり髪に必要な成分は、吸収して決して育つわけではない耳障りのいい栄養剤や栄養成分ではなく、
欠けたコンクリートの柱に新しいコンクリートを埋めて補修するように、キューティクル等の欠けた部分に髪にできるだけ近い成分等を吸着させて補修することの出来る補修材(ケラチン等)と、
補修後のコンクリートの柱を壁紙などで覆うように、髪を引っ張る、何かにぶつかる等の物理的なダメージ予防のためにキューティクルの外側に膜を張り滑りを良くして負荷を減らすことの出来る潤滑剤(ヘアオイル等)です。

・水分について
髪というか人体に一番必要な物、水についてです。
髪の健康に一番必要であり、この水分を如何にドライ時の髪に保持できるかがヘアケアにとって一番重要と私は考えています。
髪の水分含有は長年髪の健康の指針とされ、ドライ時の水分量は髪の自重に対して約11%で健康と言われています。
因みに濡れている状態は約30%の水分が含まれ、この時に髪が膨らんでキューティクルが開きます。
そしてドライ時のキューティクルが閉じている状態で如何に11%を保持し続けられるかがヘアケアの良し悪しです。
日常のヘアケアでの水分ダメージで一番多いのが自然乾燥で、
長時間キューティクルが開いた状態のまま髪の水分が乾燥した空気中に放出され髪のキューティクルの内側の水分を保持する水タンクの役割のコルティックスの水分が11%以下になり様々なダメージになることです。
因みにヘアケアとして水分をみれば、
髪の水分は空気が乾燥していれば放出し雨等で湿気ていれば髪の外側に付着しています。
乾燥時は手触りはパサつき自重は軽くなり毛髪内部の水分も出ていく状態、
湿気時は付着した水分で髪がごわつきや膨らみやうねり等の変化がおき自重が重い状態です。
この水分量を安定させる為に大きな効果を発揮し得るのが当社のヘアオイル「プロテクター」の開発条件の一つです。
髪の水分量、大切です。

・皮脂膜について
髪にとっての皮脂膜とは汗と皮脂で構成されたキューティクルに吸着するいわばバリアーです。
髪の水分を保持すると共に雑菌等の外的要因から守るという大切な役割を担っています。
私が凄いと思うのは誰一人として全く同じ髪質を持たないのに、その髪その髪にきちんと合わせた皮脂膜が生成されている事(エラーが無ければ)。
この皮脂膜も常に毛根から出ており使い捨て可能で、あまり長期間存在し続けていると弱った皮脂膜自体もしくは突破して髪自体に雑菌が付着してしまい現代で嫌われる悪臭の原因になります。
皮脂膜生成は1日で髪の根元から平均10cm分を生成すると言われています。
髪へのシャンプーの要望はある程度古い皮脂膜を落とす事ですが、落としすぎは髪へのダメージが上がるので注意が必要です(シャンプーについては頭皮はまた全く別の話など長くなるので現在開発中のアランシアーナクレンジングの完成後にでもお話させて下さい)。
毎夜のシャンプーで完全に落としてしまっている場合、単純に根元から5cm前後~毛先まで篤実日中の皮脂膜の代替品が要る事になりそれがトリートメントやヘアオイル等の役割でもあります(当社のプロテクターも皮脂膜との高い親和性も開発条件の一つです)。
取り敢えずこの件はここまで。髪のバリアーである皮脂膜の保持、大切です。

・手触りについて
髪の手触りについてです。すべすべやなめらかな髪とはどういう状態なのか。
どんなものでもそうですが、手で触って抵抗が無い状態というのは、その触った物に面が出ているから。いわば凹凸が極めて少ない状態です。
髪に当てはめると、キューティクルが皮脂膜等に守られていない、キューティクル自体が破損して凸凹になっている等。これが髪の手触りが悪くなる原因。
髪の凹凸を如何になくせるかがポイントで、
良い手触りは結果として物理的に髪の自重が毛根へ低負担になり抜け毛予防になる等の髪の健康における様々な指針になります。
ですが、前述の補修と手触りは相反する関係にあります。
補修しようとすれば内部に入る必要があり、手触りをUPさせる=カバーすれば補修材が入りにくくなる。
同時にしようとするトリートメントやコンディショナーは手触りを重視する傾向があり本格的に補修しようとすれば乾熱、湿熱による機器や工程が必要になり、主に美容院の仕事になります(因みに当美容院の高級トリートメント「アクアヴェール」の補修工程で高濃度PPT液を単体で使用しますが、強力な補修材PPTだけを熱施術した髪の状態は補修材がキューティクルにも付着しているので手触りは一旦ゴワつきます)。
特にホームケアでは手触りを重視しますので補修はほぼ難しいでしょう。

・香りについて
ここではヘアケア商品の香り、香料についてです。当プロテクターの香りについては下記「・プロテクターの香りについて」をご参照下さい。
ヘアケア商品をご購入の際、特に女性の方はこの香りは商品選択理由の上位に来るのではないでしょうか。私もとても重要だと思っています。
ただし、この香料と、ヘアケア商品としての主目的である髪のケア成分は原価的に相反関係にあると思っています。
高級な香料を使用すれば売れるのでここに注力されている高級品を多く見ますが香料はヘアケアにはあまり影響が無く、肝心なヘアケアに必要な成分含有量が疎かになる事が多くあります。
制作側でも原価バランス的に香料が一番多い物も多く、お好みの香りとホームケア施術後の髪の状態のバランスはとても難しい物があります。
お客様的にはこのバランスは使ってみなければ分からないというのが正直なところだと思います。ヘアケア商品はECではレビュー等が重要視されやすいですが皆様の髪質やお好みの香りは千差万別なので、そこもご考慮された上でレビュー等をご参考下さい。

・商品の成分について
ここからはヘアケア商品についてです。購入に失敗されない様お客様の選択理由に加えて頂きたく思います。
まず成分表記について。
内容成分(全成分表記)表記と旧表示指定成分の解釈がごっちゃになりやすいと思います。
化粧品として内容成分とは分類で使用したすべての成分はパッケージに表示しなければならないと義務づけられているもので、
旧表示指定成分は「医薬部外品(薬用化粧品)」に過去にアレルギー反応や刺激などが報告されたことのある成分だけを表示するように義務づけられていたものです。
簡単に言うと、
内容成分は「商品にはこれを使っています」という全成分を表記したもので、
旧表示指定成分は「これが入っているので注意して下さいね」という注意喚起を促すものです。
商品の裏にちゃんと成分基材の前に「内容成分」、「旧表示指定成分」と記載がありますので意味の混合や混乱にはご注意下さい。
最後に含有量について。
特に耳障りの良い成分についてですが、大切なのは含有量だと思っています。
いくら効果がある成分でも効果の出る量が入っていなければ意味が無い。という事です。こちらもご注意下さい。

・シリコンとは
先にお断りしておきたいのですが、私はシリコン自体好きでも嫌いでもありません。
単純に最大の安全性と髪への目的に対する最大の費用対効果を考慮して商品を作っています。必要なら入れますし不必要なら入れません。
そもそもシリコンとは、
地球上で酸素の次に多い元素のケイ素が主体のコーティング剤でケイ石から生成するシリコンが合成されてシリコーンへ。これが一般的に言われているシリコンの主成分です。
因みにベビーオイルの内容成分、ミネラルオイル(名称が素敵ですね)は鉱物や石油成分ですがこちらはケイ石、
皮膜形成はシリコーンの方が強力、ただし分解しにくく(頭皮につけないで理由)そこはミネラルオイルの方が使い勝手が良い、
安全性はちゃんと目的に沿っていて厚生省認可の物ならシリコーン、ミネラルオイルほぼ同等。
保護するパワーなら分解しにくいシリコン、より多目的、多様性を求めるなら分解しやすいミネラルオイルといったところでしょうか。
つまり用途によって使い分けているのが一般的な商品です。
シリコンにかかわらず全体的には、
効果のある成分でも安い原価の物を入れたりすればごまかす為に配合数が増える、
高い原価の成分でも含有量が低ければ効果は出ない、要はバランスだと思っています。
一応、シリコンだけで当社のプロテクターの話をさせて頂きますと、
プロテクターの配合数が4つしかないのはベビーオイル(最低で2つ)を目標として追って得た結果で安全性と効果の見込めない成分を徹底的に排除する事と同時にコストダウンをした結果です。
そして原材料としてのシリコンにも色々で私が選択できる物でも200種類以上あり、
悪い低単価シリコンから良い高単価シリコンまでの価格差はとても大きく使用感もハッキリと実感できるレベルの差が出ます。
因みに原材料の良し悪しは何でもそうですが大体な意味合いで分子的に低分子で構造的に簡単なものなものほど安く、高分子で複雑な構造のものほど高くなります。大まかに悪いシリコンと言われるものは人体より使用制限の低い物での低原価品なのではと思っております。
独り言的には、
シリコンは批判して根拠も薄く鉱物由来のミネラルオイルは批判せず。というところが当時から疑問ではあります。
そもそもシリコン悪いと言われている根拠が毛根に詰まるというのはどれだけ低原価なシリコンを使用しているのだろう。など。
但し先述しましたが、
シリコンは分解しにくいので強力ですが、分解しにくい故に積極的に頭皮や肌に付着させる事(大量使用での夏場の背中空きキャミソール等で髪が背中に触れる状態など)はしないで下さい。
(当プロテクターは私自身が安全性の実験で全Ver.で10年以上、週2回顔に使っており問題無い事は確認しておりますが、ごく少数ですがアレルギー反応や合う合わない等の相性もありますので頭皮や肌への目的でのご使用はしないで下さい)
このシリコンの件で私が言えるのは、
付着系で人体への安全性が高く費用対効果が高い原材料を探すとミネラルオイルとシリコンはとても優秀だと思っている事です。

・プロテクター表記の無添加ついて
ここからは当社のヘアオイル「プロテクター」についてお話させて頂きます。
当商品は合成成分が全て入っていないので無添加表記が可能です。
巷には「保存料無添加」や「〜(一種だけの合成成分)無添加」等の表記をよく見かけますが、
当商品では保存料、着色料、香料の合成成分が入っていませんので、この「無添加、無着色、無香料(合成保存料,合成着色料,合成香料不使用)」表記が可能です。
因みに、
主に裏ラベルに表記されている「内容成分(この商品にはこれが入っています)」と「旧表示指定成分(この成分が入っているので気を付けて下さい)」が混同されやすいのでお気を付け下さい(上記商品の成分についてに詳細有り)。

・プロテクターの香りについて
私自身もとても重視した開発ポイントの一つです。髪にの健康自体にはほぼ影響ありませんが、他社製品の様にリラクゼーションも考慮すれば決して軽視できないものと考えております。
私は毛髪専門で香りは専門外なので美容院の様々のお客様のご意見を妻に還元しそれを元にアロマ系の資格を持っている妻に頼んで開発しました。
私からの最低条件は安全性と髪への親和性、無香料が表記できて原材料の匂いが消せる事、
そこから妻が女性がお好きな香りと日常生活で邪魔にならない自然な香りを探し求めてオレンジ果皮油に辿り着き、万人受けする強弱の研究から現在の含有量になっており柑橘系が苦手という方も概ねご好評を頂いております。
気分転換、リフレッシュ、ほんのりの甘さも相まってリラクゼーションにもなると思います。香りもお楽しみください。

・プロテクター(アランシアーナ)の製作コンセプトについて
二つあり一つは、
「安全性に最大限配慮」
~ベビー系商品の安全性を基準に大人版&現代版にリニューアルするつもりで制作~
私が癌サバイバーの妻を持つので安全性には最大の配慮をしています。妻も含めどなた様でも安心して使える様にと。
もう一つは、
「お客様主体の効果の実感性」
~お客様ご自身が「毎日効果が実感できて使えるもの」でなくてはならないということ~
長い美容師生活の中で私がとても大切だと思う事です。

実はこの二つ、相反しています。
どちらかを立てればどちらかが弱くなる。そのバランスをその時代その時代の最新原材料や容器等でフォローしてバランスを研究していった結果を毎回「Ver.」としてお出ししています。
プロテクターは今回の「Ver.9」で目標を立てていた全ての項目がようやくクリアしたので一度完成品として世にお出しさせて頂こう。という流れでここまで来ています。
自信を持ってお勧めできます。是非ご堪能下さい。

aranciana 山県